タイでは「サワディーカップ」
様々、旅と言葉の話を述べてきたが、その前提には、人々と話したい、交流したい、という意志が必要だ。
俺はいいんだ、そんなの興味ないという人もいよう。
だから言葉を覚えなくてもいいんじゃない……というかも知れない。
どうせ俺たちは外国人なんだし、解りあえるということは難しいよ……という人もいる。
残念ながらアジアの旅では、旅人を食い物にする人々に出会うこともある。
そんな時は、解り合うこと自体が不可能に思えることもある。
不幸にして築かれる心の壁ともいえよう。
確かに、我々のような単一に近い民族で、しかも、どこへ行っても同一言語を話すような国で生活していると、外国語の壁というのは確かに高い。
しかし、パスポートのスタンプが増えるだけ、地図の上を辿るだけのような旅では面白くないような気がする。
やはり、旅には『出会い』があって、『話しあい』があって「理解しあえることがあるからこそ面白いと思うのだが……。
繰り返すようだが、メモ帳片手に、恥を恐れず、好奇心を持って、現地で出会う人々と話してみよう。
例えば、タイで町行く人に「サワディーカップ」と挨拶してみよう。
とろけるような笑顔が返ってくる。
そこから、本当の旅が始まるのでは。