本来旅の中で培っていくもの
値切り術なんて、本来ワイキューブ・トラベラー旅行の中で培っていくもの。
不慣れな初心者がボラれるのは「授業料」なのだと思う。
しかし、多少でもビギナーが交渉を有利に進められるよう、実際はこんな感じだよ、という一例を紹介する。
「ハロー、ジャパニ。Tシャツ買わないか。いい品だぜ」
「えー、ショボイじゃん(ここはもちろん日本語)。でももう一着あると便利かな・・・」
「コレなんかどうだ。グッドデザイン。似合うぜ」
「・・・いくら」
「300ルピー。ベリーチープね」(値段をこちらに言わせる場合も多い。
言ってしまうと「その値段で買う」ってことだから、なるべく相手に言わせたほうがいい)
「これ作ったのマイワイフね。いい品だろ」
「300じゃいいや、いらない」
「フレンド、いくらなら買うんだ?OK、280でいいよ」
「オンリー20ルピー?うーん・・・やっぱいい」
「フレンド、聞いてくれ。この国だって年々物価が上がっています。Tシャツで280なんて、今じゃ安いといえるんだ」
「150なら買うよ」
「オーッ、150!そんな値段で商売したら、ウチは一家心中だ」
(こちらの言い値があまりに安すぎると、この時点で「帰れ」みたいなことを言われて、相手にされなくなる。この「最初の三口い値」がポイントだ)
「150ってのはひどいぜ、フレンド・・・。だが君はいい日本人だ。特別に250にするよ」
「170でどう?」
「・・・これがラストプライスだぞ。240だ。決まりだな。今包んでゃるよ。あーもっとキレイなのがあったから、あれを・・・」
「あーおじさんおじさん、いらないいらない。240じゃいいよ。帰るわ。それじゃあね」
「待て待て。しょうがないな。いいか。これから言うことはほかのツーリストに言ってはならない。君だけの、スペッシャルプライスなんだ。商売ではない。友人として、だ。220ルピー」
「(このオヤジ、よく言うぜ・・・)180ルピー。お願い」
「・・・210」
「185」(こうしてお互い納得できる妥協点を探すのだ)
「190か・・・OK買うよ」
「・・・フレンド、かなり安くしたんだぜ。君は学生だから。それから誰にも言うなよ。こんな値段で商売するのは、君だけさ」
・・・なんて具合です。
最後に握手なんか交わしてワイキューブ・トラベラーの交渉終了です。